白堊歌集

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校歌

作詞 伊藤九万一(明治42年卒),選曲 佐香貞次郎(明治43年卒)

  1. 世に謳は(うたわ)れし浩然(こうぜん)の
    大氣(たいき)をここに鍾(あつ)めたる
    秀麗(しゅうれい)高き巖手山(いわてやま)
    清流(せいりゅう)長き北上(きたかみ)や
    山河自然(さんがしぜん)の化(か)を享(う)けて
    穢(けが)れは知らぬ白堊城(はくあじょう)
  2. 明治十三春半ば(めいじじゅうさんはるなかば)
    礎固(いしずえかた)く疊(たた)まれて
    星霜此処(せいそうここ)に幾かへ(いく かえ)り
    徽章(しるし)の松の色映(は)えて
    覇者(はしゃ)の譽(ほま)れは日に月に
    世に響(ひび)くこそ嬉(うれ)しけれ
  3. 忠實自彊(ちゅうじつじきょう)の旗(はた)高く
    文武(ぶんぶ)の海に彌(わた)る日の
    久遠(くおん)の影を身に浴びて
    理想の船路一筋(ふなじ ひとすじ)に
    雄々(おお)しく進む一千の
    健兒(けんじ)の姿(すがた)君見ずや
  4. 振へ(ふるえ)や杜陵(とりょう)の健男兒(けんだんじ)
    海陸四方幾万里(かいりくしほう いくまんり)
    巉峭峙つ起伏の岨(ざんしょう そばだつ きふくの そ)
    澎湃寄(ほうはい よ)する激浪(げきろう)の
    其處奮鬪(そこ ふんとう)の活舞臺(かつぶたい)
    其處邁進(そこ まいしん)の大天地(だいてんち)

学生歌 杜の都

  1. 杜の都に聳え立つ
    白堊の城を仰ぐ時
    学徒一千英気は薫り
    高邁な精神溢るる今ぞ
    理想は高く日の本の
    津々浦々に打ち広めん
  2. 霞立ちたる岩手山
    情け深き姫神と
    吾等若人胸には宿る
    宏遠な精神諭すは今ぞ
    松の木陰に語り合う
    吾等が理想高まらん
  3. 清き流れの北上と
    産ぶなす吾等男子児等が
    久遠の光うち輝きて
    真摯の道を歩むは今ぞ
    質実剛健の息吹は
    雄々しく強く満ち溢れん

第一應援歌

  1. あの輩は 何者ぞ
    我には 紅き心あり
    紅き心の 熱血は
    血潮に染めし 應援旗
    血潮に染めし その旗を
    仰がぬ者は あるべきか
    などて刃向う 敵やある
  2. あの輩は 何者ぞ
    もとより我等が敵じゃない
    陸奥に覇者たる 盛高の
    威力を示すは 今ぞ今
    威力を示すは 今ぞ今
    敵手を屠って 帰れ友
    などて刃向う 敵やある

第二應援歌(凱歌)

杜陵ぞ弥生の 雲紫に
花の香漂う 遊宴のむしろ
尽きせぬ奢に 濃き紅の
その紅こそ 白堊の健兒
勝て勝て我等が 意気をば見せむ
燃えなん我等が 心をこめて
月影さやかに 映れる城に
若人の凱歌を 聞かむ
今宵また

第三應援歌

  1. 血潮の旗の 征くところ
    桂冠ここに 百星霜
    我が光栄と 輝きて
    遮るものの なかりしに
    あな仇人の 鬨の声
    友よ鉾とれ 鬪はむ
  2. 緑に燃えし 原頭や
    勝たずばやまぬ 雄心に
    血をすすりけむ 青衫の
    誓いの跡を 今ここに
    また繰り返す 勝ち戦
    友よ鉾とれ 鬪はむ

第四應援歌

  1. 見よ新緑の 色深く
    生気溢るる 白堊城
    重き使命を 身に浴びて
    健兒一千 青春の
    胸は希望に 高鳴りつ
    雄叫ぶ姿 ああ偉なり
  2. 天地もとより 我が幸ぞ
    人の和ここに 一團の
    炎と燃ゆる 應援旗
    選手の意気は 天を呑み
    自在の威力 ここにあり
    いざ鬪はむ いざやいざ

第五應援歌(敗戦歌)

作詞 三上賢吉(大正14年卒),高橋六介(大正14年卒)合作

  1. むせぶ悲憤の 誓ひより
    幾多の星は うつろひて
    我が学舎の 先陣が
    立てし功は いや栄ゆ
  2. 今原頭に 寄する敵
    戦の庭の 花吹雪
    散らさで彼等 返しなば
    誇りはとみに 地に落ちむ
  3. 北辰光 冴ゆるもと
    白堊の城を 立ち囲む
    松の緑の 永遠に
    凱歌は 人に許さじな

第六應援歌

盛高 よいとこ
猛者の 出所
裏の薮から 猛者がでるよ
此処で 勝たなきゃ
男が立たぬ 必死になって
ドンと行くぞ

第七應援歌

北上 流れ 音高く
岩手山が そそりたつ
我等が 堅固 健脚を
示すは今日ぞ 此の時ぞ
どうせ勝つなら さっぱりと
きれいに勝てよ 我が選手
ヨイショ
    フレー フレー 一高

第八應援歌(壮行歌)

  1. 干戈交ゆる 幾星霜
    栄えある勝利を 得る迄は
    熱血燃ゆる 鬪魂で
    重なる勲 幾度か
    若き熱血 白堊城
  2. 鬪魂燃ゆる この戦
    我等が血潮の 應援旗
    鬪志と鬪志の 触るる音
    ああその音を 君聞くや
    仰げば日輪 冴ゆるなり

第九應援歌

作詞 毛藤光正・多田健三合作,作曲 折原耕介

  1. 北上の辺り つめ草萌えて
    集いし者よ 覇者たる我等
    燃ゆる血潮に 應援旗振れば
    吼ゆる雄獅子に 勝利を誓はむ
  2. 岩手の嶺の 残雪溶けて
    選りし者よ 覇者たる我等
    揚がる歓気に 拍手をすれば
    冴ゆる月影 凱歌を叫ばむ
  3. 杜陵の森に 青葉は茂り
    進まむ者よ 覇者たる我等
    募る鬪志に スクラム組めば
    紅の陽に 栄冠を捧げむ
  4. 上田丘に 紅葉は散りて
    雄々しき者よ 覇者たる我等
    溢るる胸に 面を伏せば
    カペラの星に 涙を垂れむ

第十應援歌

作詞 瀬川 規(昭和55年卒),作曲 石原 真(昭和54年卒)

  1. 夕日を浴びる不落の城へ
    凱歌を口に帰りゆく
    我等が希望は天をも蓋い
    進む道には光あり
    一高健兒ここにあり
    一高健兒ここにあり
  2. 松葉三針千歳蒼く
    矜は永久に満つるなり
    我等が意気は銀河を越えて
    進む道には限りなし
    一高健兒ここにあり
    一高健兒ここにあり

鉄壁白堊城(駅頭壮行歌)

  1. 白堊の城に 風さわぎ
    真紅の旗が 乱れとぶ
    戦の庭に 我立てば
    野心に燃えて 血潮湧く
  2. 白堊の城に 攻めよせる
    あの軍勢は 何者ぞ
    我等が紅き 熱血の
    剣の前に 敵はなし
  3. 白堊の城に 花は散り
    勝利の声が 湧き上がる
    北の健兒が たてこもる
    白堊は固し 永久に

ストーム凱歌

鬪い勝てり美酒を
汲みてたたえん君が御名
光涼しく月輝れば
喜びに満つ白堊城

猛者踊りの歌

原曲「ノナ・マニサ」(インドネシア民謡),選曲 田村喜八(昭和22年卒)・竹原由雄(昭和25年卒)

ノーナマニサパヤンプリマ
  ノーナマニサパヤンプリマ
ノーナマニサパヤンプリマ
  ウササノヤマガタキ
キタイナウリピネ
  ウウヤワウウヤワ
テンヤワウー
  ヤナウイレゲトイ
レゲミテニガニワ
  シゲマニサマヨウ
イマシゲレ
  アロレロレローレ
ロレサソワー
  キョエーキョエー
ヤナアウー

讃歌

佐藤英太 作詞

  1. 上田の丘の 朝ぼらけ
    仰げば高し 岩手山
    希望に満つる 若人が
    精気を胸に 湛えつつ
    明日の命を 培うところ
    光あふるる 白堊城
  2. 遠く明治の 昔より
    うけつがれたる 伝統の
    誇りを担う 若人が
    英知の瞳 こらしつつ
    知識を広く 求むるところ
    日々新たなり 白堊城
  3. 世紀の鐘の 鳴りわたり
    ああ青春の夢翔て
    未来を築く 若人が
    心ゆたかに 睦みつつ
    真理を深く 究むるところ
    永遠に栄えあれ 白堊城

校歌(発表当時の歌詞)

  1. 世に歌はれし浩然の
    大氣を華めそゝりたつ
    秀麗高き巖手山
    清流長き北上や
    自然の靈地に化を享けて
    穢は知らぬ白堊城
  2. 明治十三春半
    礎堅く疊まれて
    星霜こゝに幾かへり
    田鶴住む松もなびきつゝ
    覇者の譽れは日に月に
    世に響くこそ嬉しけれ
  3. 荒浪あした寄するとも
    巖手の山の泰らかに
    身は專念に肉を練り
    悪風夕べ誘へども
    北上川の瀬に立ちて
    心は塵を洗ひつゝ
  4. 匂は深き詞花を踏み
    葉毎の露に袖ひぢて
    文は林の下かげや
    理想のあとを辿りつゝ
    雄々しく進む六百の
    健兒が姿君見ずや
  5. 振へや杜陵の健男兒
    海陸四方幾万里
    巉峭峙つ起伏の岨
    膨湃寄する激浪の
    其處邁進の活舞臺
    其處奮鬪の大天地