つまむ・落とす


障害の重い児童生徒や低学齢児の中には、自分から手を伸ばそうとする意欲が弱かったり、目と手の協応がうまくいかず、物を目的の場所に置けないなど、基本的な動作に課題のある場合があります。

「手を伸ばす」「ものをにぎる・つかむ」「目的の場所に落とす・入れる」という課題をとおして、目と手の協応や注視する力を育てます。

つまみやすい形やはっきりとした見やすい色づかいなどを工夫し、成功体験を大切にしながら、課題に対する意欲や能力を高めます。
コイン落とし 玉落とし
広口の空き瓶のふたを切り抜き、コイン型の木片を
落とす。最初は、ふたをとった状態で、ただ入れる
というのでも良い。
プラスチックのふたに十字に切れ込みを入れ、指で
押し込むように入れる。
ビー玉転がし(落とす) 玉転がし
箱を傾けて、ビー玉を転がし落とす。 台の上に玉をおき、手を離して転がす。玉が転がって
いった先に、箱やおもちゃを置き、当たったり倒れたり
するように工夫しても楽しい。
ビー玉落とし コイン並べ
麦茶の容器にカラフルなビー玉を落としていく。 100円ショップのコインゲーム。コインをつまんで細い隙間に入れていく。
クリップはさみ ストロー入れ
ラミネートした台紙に洗濯ばさみやクリップをはさんでいく。 吸い殻入れに短く切ったストローを入れていく。
ピンセットつまみ 箸つまみ
ビーズをピンセットでつまんで色分けしていく。 ビーズを箸でつまんで見本と同じ数を入れていく。

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平成16年6月25日 教務部・情報部 作成
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