色の弁別 教材


色の学習は、単純な色(赤・白・黒・青・黄)から始めます。最初は2色提示して、1色を選ばせるなど、色の名前が言葉として理解されているかどうかを確かめた後、教材を使って学習します。

「にぎる」「つまむ」「かさねる」など、手指の巧緻性の発達の段階に応じて、教材の大きさや形を選択することが必要です。

数多くやるよりも、確実にまちがわないで色をわけることに主眼をおいて指導しましょう。

まちがわないで、できたときには賞賛をし、もしまちがったときには、自分で直すように励ましたり、まちがっている箇所を教えてあげるようにします。
ペグ付き色分け(4色) ブロック色分け フィルムキャップ色分け
ペグがついているので、指先の巧緻性の低い子どもでも扱いやすい。 市販のブロックを使って、色分けする。同じ色のブロックを組み合わせる。 フィルムキャップにマジックやアクリル絵の具等で着色し、同じ色が並ぶように入れる。
紙の色分け(4色) コイン型色分け(2色) コイン型色分け(4色)
コイン型の色紙(ボール紙)をそれぞれの色の場所に入れる。 コイン型の色紙(ボール紙)を指定された穴に入れる。
積み木色分け フォーク色分け ブロック(小)色分け
積み木をそれぞれの色の場所に入れる。紙よりもつかみやすい。 フォークを色ごとにまとめてケースに入れる。 ブロック(小)をつまんで、色ごとにわける。小さいブロックをちいさな入れ物に入れるのが結構むずかしい。
おはじき色分け 丸ビーズ(大)分け 色ぐし分け
算数セットに付いていたおはじきを色分けする。 玉ビーズを色分けする。いろいろな素材がある。 お弁当用の色ぐしをそれぞれの色に分ける。1本ずつとって袋に入れるという課題もできる。
カラークリップ分け(4色) カラークリップ分け(6色) カラークリップ分け(9色)
カラークリップを同じ色ごとにわける。最初は数も色も少なくし、徐々に増やしていく。クリップは小さいので、手指の巧緻性が低い子どもだと、なかなか難しい課題。
ビーズ色分け 紙の色分け ペグ色分け
ビーズをそれぞれの色に分ける。 同じ色の紙にわけて、最後はクリップでとめる 色を塗ったペグをそれぞれの色の容器に入れる。
カラークリップ色分け(はさむ) フォーク分け 積み木の色分け
同じ色のクリップを紙にはさむ。 同じ色のフォークをケースに入れる。 積み木に好きな色を塗って使います。
おはじきの色分け 積み木の色分け(多色) 色の組み合わせ分け
小学校時代に使ったおはじきを再利用。 積み木とお菓子の空き箱を利用して。 シールの色の組み合わせで分けます。
カラーリングの色分け カラーストローの色分け ピンの色分け
ペグにカラーシールをつけ同じ色のリングを入れていく。 ストローを色分けし同色のカラーゴムで束ねていく。 発泡スチロールの盤に色の印をつけ同色のピンを刺していく。

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平成16年6月25日 教務部・情報部作成
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