ごあいさつ

     

「校長挨拶」
 
 本校は、1925年「前沢町立前沢女子職業専修学校」として旧前沢小学校跡地に呱々(ここ)の声を上げました。以来、幾多の変遷を経て、今年で92年目を迎える歴史ある学校です。学舎の窓からは、寝観音と称される束稲山が優しく横たわり、遠く西方に目をやれば、焼石連邦や須川岳(栗駒山)など、奥羽山系の山並みを厳かに眺めることができます。束稲山の麓には北上川が蕩々と流れ、朝霧が眼下の実り豊かな前沢の地を覆えば、まるで天空の城のようです。
 旧国道から本校までの急な坂道は、生徒諸君が夢の実現や目標を達成するために頑張っていこうとする強い気持ちを育てており、いつしか「青春坂」と呼ばれるようになりました。社会人として、誰もが直面する様々な困難を克服したとき、「青春坂はいつも優しく微笑んでいたのだ」と知るはずです。
 「青春坂」で鍛え抜かれたバドミントン部は、全国屈指の強豪校として知られます。さらに40年以上にわたって取り組んできた地域ボランティアや福祉活動に加え、東日本大震災以降続けております「前高『絆の輪』復興支援ボランティア」など地道ではありますが、すばらしい活動を行っております。これまでの実績が認められ「ボランティアスピリット賞コミュニティー賞」や「児童生徒実践賞」など、数多くの表彰を受けてきました。
 本校は、今年「100年への歩み」をはじめたばかりですが、歴史と伝統に学びながら、「小さくてもキラリと光る、存在感のある学校」、「生徒も職員も生き生きと元気に活動する学校」、そして「共に支え合い、励まし合う校風」を基盤とし、さまざまな挑戦を続けています。また、多様な進路希望を持つ生徒一人ひとりを大切に、進学と就職いずれにも十分対応できる体制を整えています。仲間と共に語らい、将来に思いを馳せ、明るく元気に、そして爽やかに心と体を鍛え、夢や希望を叶えてみませんか。

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