探究プログラム2020

岩手県版SSH(Super Science Highschool)の取組として
今年度から実施されている探究プログラムの様子をお伝えします。

令和2年度 課題研究発表会

 3月16日(火)今年度の探究プログラムの成果を発表する課題研究発表会が行われました。

 1、2学年の共通テーマである「久慈市に提案!私たちにできること」を課題として
各学年がポスターセッションとパネルディスカッションに取り組み、多くの外部の人に
その発表を見ていただきました。始まって1年が経過した探究プログラムですが、この発表会
で得られた成果を、今後どんどん発信していきたいと思います。


○当日の資料はこちら(ファイルサイズが40MBあります。ご注意ください。)


課題研究発表会 2学年表彰式

 3月24日(水)、先日行われた課題研究発表会で優秀な発表を行った2学年の各ゼミに表彰が行われました。
審査は、大学等からお越しいただいた審査員及び本校教員、生徒、一般の方から行っていただき総合的に判定しました。
入賞したチームは、来年度本校の代表として、様々な場面で活躍してもらいたいと思っています。






2学年の取組み      

2学年では,23のゼミ(探究グループ)を設立し,現在ゼミごとに様々な課題
について調査・研究を進めています。



 ○ 文化祭において中間発表を行う予定でしたが,コロナ対応で発表会ができなくなりました。代わりに中間発表
   ポスターを作成し,展示を行いました。
 ○ 中間発表ポスターで得られた意見を元に,各ゼミで研究や調査を行い,中間発表会を行いました。
 ※ 下記に各ゼミの中間発表ポスターを掲載しております。各ポスターの右下にあるQRコードから意見・感想等を
   送信することができますので,ぜひ様々な意見・感想をお願いいたします。
 
ゼミ名 中間発表ポスター  中間発表プレゼン   中間発表資料(集冊版)
1 Adventure is worthwhile
2 異文化理解
3 方言探検隊
4 JPR(Japanese People Relationship)
5 小学校を救おうの会
6 久慈市の学力向上させ隊
7 食ゼミ
8 少子高齢化
9 福祉と経済の矛盾
10 ミクロ経済ゼミ
11 少年法研究ゼミ
12 ゲノム編集技術研究班
13 清水のAI研究ゼミ
14 農 × 海
15 久慈市の医療従事者不足
16 障がい者支援班
17 久慈市の生態系調査班
18 久慈市の地震への事前対策ゼミ
19 SNSで広めたい隊
20 福祉デザイン班
21 スローイングゼミ
22 体の健康ゼミ
23 地域貢献研究班
▲ページトップに戻る

1学年の取組み      

探究プログラム2020 「久慈市を知る」

1学年の探究プログラムは,情報化やグローバル化などの変容する社会に対応し,久慈地域の未来を担う人材を育成するため,探究的な学習の推進や進学指導の充実などにより,生徒が希望する進路を実現できる力を育むことを目的として始まりました。 

テーマは「久慈市を知る」

久慈市の現状把握とお宝・課題の認識が,地域の課題解決に繋がります。今年度の目標は,以下の2点です。
1.久慈市の現状把握とお宝・課題を調査し,問題点を見つけ高校生の視点で解決案を探る。
2.次年度の探究に向けて研究方法(仮説・ヒアリング・まとめ・発表・講評の体験)を学ぶ。

探究プログラム2020(前期) 「久慈市に観光客を呼ぶためのイベント」企画

探究プログラム2020(前期)は,クラスごとに4人1グループで久慈市の観光(お宝)について調べ「久慈市に観光客を呼ぶためのイベント」を企画しました。この企画は,クラスごとに発表され選出された2チームが学年発表「探究バトル」に臨みました。
発表時間は5分,その後1分間の質疑応答の時間が与えられ,どのチームも久慈市の魅力がたっぷり組み込まれた企画を提案してくれました。



探究バトル参加チーム(発表順)

発表順

チーム名 / タイトル

メンバー

TEAM KOHAKU1-3

潮風と木の香り

代表者:門舛風希,

    清水朔良,橋本真歩

サーモン girls1-1

We love Iwate festival

代表者:深渡柾

    川端祥太,林真衣,大道さくら

ほたて屋 Muscle(マッスル)1-3

「千草」を越えるラーメンサバイバル

代表者:中山知哉

    安藤偉風,佐々木愛惟,神田心愛

アイ ワナビー ハッピー(1-1

婚活パーティー

代表者:橋上怜矢

    正路颯太朗,野田京香,大沢琳温

Team Intelli1-2

もぐらんぴあ DE クイズ大会

代表者:水穴昴琉

    藤原紘夢,堀米有希,西麗桜

秋に生まれた者たち🌻1-4

久慈でショッピング!!

代表者:廣崎希佳

    中村彩花,越戸大我

ハイドロポンプ(1-4

久慈 DE すもぐり体験

代表者:小野寺柊

    外舘将吾,大久保紗良,番沢香里奈

1-2 代表(仮)(1-2

まつりだ~ウニだ~!!全員集合!!!

代表者:新里康晟

    高橋美蘭,宮澤真唯,落安憂哉






下記に各グループのツーリズムプランシートを掲載しております。
1年1組 
1年2組 
1年3組 
1年4組 



探究プログラム2020(後期) 「久慈市を知る」

探究プログラム2020(後期)は,1年生163名が4人1グループ,41グループに分かれ久慈市の現状を調べそれについて分析や考察を行います。このまとめは,10グループごとに発表しその中で選出された2チームが学年発表「探究バトル②」に臨む予定です。

プログラムの詳細講義①「課題探究とは」 
2020.10.22(木)6,7校時
講師:やませデザイン会議 見年代瞳様

この時間は,探究活動の意義を学びました。社会の変化と社会が求める人材から推測すると,これから生きぬいていくためには「探究」が求められていることがわかりました。そのほかに,思考を整理する方法として「Webbingシート」と「振り返りシート」を教えていただきました。この時間のWebbingのテーマは「自分」です。

   
振り返りシートより抜粋
▶探究の心構え:自分が楽しむこと!
                       自分で行動すること!
▶自分に関することを書いていくのは難しい。
  もっと自分を見つめる。
  自分と向き合うようにしたい。
▶自分のことがぜんぜんわからない。
▶なりたい夢があった。
▶すぐに答えを探すんじゃなくて,
  まずは考えることが大切。
▶「学び続ける」ことは,自分がその時の世の中に
 よりそっていくことなのかなぁ。
▶己を知り,もっと自分にGoodな生き方をしたい。
▶Webbingシートは頭の中が整理されて考えやす
  いことに気が付いた。


講義②「行政の取り組みを通じて,
久慈市の現状とお宝・課題を知る」
2020.10.28(水)6,7校時
講師:久慈市役所 
   産業経済部観光交流課
     主査 米内千織様
   企業立地港湾部企業立地港湾課
     主任 久慈翔介様



この時間は,久慈市役所より米内千織様(本校OG)と久慈翔介様(本校OB)をお招きして,久慈市役所からみた久慈市の現状とお宝・課題を教えていただきました。

 



振り返りシートより抜粋

 ▶「子どもたちに誇れる笑顔日本一のまち久慈」と
  いう目標がいいと思った。私はすごく久慈市が好
  きだけど,久慈市で育つ子どもたちにも久慈市を
  好きになってほしい。
 ▶廃棄物からバイオエタノールを得て,他の製品を
  作るという「世界初」の試みに興味を持った。
  久慈市を知った気になっていたが,まだまだ日本
  や世界に誇れることがたくさんあったので,それ
  らを発信する仕事も素敵だなぁと思った。
 ▶「いつまでも住み続けられるまち」にするには,
  進学や就職で久慈から出ていった人が,また戻り
  たいと思えるような魅力が必要だと思った。
 ▶久慈に住んでいると身近すぎて魅力だと感じて
  いなかったことが外から見ると魅力となってい
  ることが分かった。
 ▶行政に対するイメージが変わった。
 
 

講義③「企業の取り組みを通じて,久慈市の現状とお宝・課題を知る」
   2020.11.11(水)6,7校時
講師:有限会社タニムラフードサービス 代表取締役 谷村秀様(本校OB)
    社団医療法人祥和会久慈恵愛病院 理学療法士 小倉隆輔様(本校OB)
    株式会社 JTB 盛岡支店地域交流事業グループ特命リーダー 安藤真雄様

この時間は,民間企業より3名の講師をお招きして企業からみた久慈市の現状とお宝・課題を教えていただきました。



 
振り返りシートより抜粋
 ▶皆さんが口をそろえて言う久慈市の課題は「人口減」と「人手不足」だ。
 ▶久慈市の良いところをたくさんの人たちがどうやって他の人たちに伝えていくか考えていること,それを私たちに気づかせ久慈市の将来のために努力していることがわかった。
 ▶自分がやってきたこと,やっていることはすべて将来の役に立つということを知った。
▶人は「価値」を見い出せたものに対して強くひきつけられることが分かった。
▶行政に対するイメージが変わった。
▶自分たちが考える久慈市に対しての希望や不満そのものが久慈市の活性化につながっている。
▶久慈市の課題は少子高齢化と人口減少による人手不足である。
▶高校卒業後に進学や就職先の関係で久慈市を出ていく人が多いが,久慈市には1379社の企業があることに驚いた。
▶久慈市の企業で働くことで久慈市に貢献できることを学んだ。
 

講義④「大学の取り組みを通じて,久慈市の現状とお宝・課題を知る」
2020.11.25(水)6,7校時
講師:岩手県立大学 研究・地域連携本部 特任教授 齋藤俊明先生


   この時間は,岩手県立大学の齋藤俊明先生をお招きして,「100年後の未来から今を考える-大学の役割と大学での学び-」と題して,大学からみた久慈市の現状とお宝・課題を教えていただきました。
   齋藤先生は岩手県立大学の元副学長で、現在は研究・地域連携本部の特任教授です。政治学や行政学が専門で、盛岡市など多くの市町村で「人口減少社会と持続可能な地域社会」について講義や助言をされています。また、高校生対象の各種講座では、県立大学の研究内容や入試対策等の指導もされています。


 
 振り返りシートより抜粋
 ▶2110年時点で,日本の人口は4000万人,世界は140億人(2倍増),高齢者率は40%を超える。日本の人口は減少しているにも関わらず世界の人口は増加。そうすると,住む場所やエネルギーの量が2倍になると考えられる。久慈市の人口は1/3になる。女子の就職場所が少なく,働き場所がないと外に出ざるをえなくなるので,久慈市の人口は減り続けると考える。
 ▶大学に進学する意味を聞いて自分の生活を見直さないといけない。「まだ1年生」と考えてしまうが危機感がないと感じた。常に「もう○○」と思っていればいろいろなことに対してやる気が出て充実した生活ができると思う。今の生活では3年生になったときに後悔するので時間を大切にする。
 ▶100年後の世界に人口は2倍に増えるのに対して,日本の人口は1/3まで減ることが1番の驚きでした。そして,日本人が4000万人しかいなくなってしまうのは衝撃でした。人口が減ると働く人の数も減りますが,その中で同じ利益をあげるために,1人に課せられる仕事量も増えてしまい,AIロボットを活用することで人間の過重労働を防ぐことができると思います。AIロボットに任せられない仕事はありますが,うまく活用していければいいと思います。
▶人口減少の影響で公共交通機関を使う人が少なくなり,路線が廃止になることが決まった自治体が実際にあると聞いて,将来は洋野町や久慈市もそうなってしまうのかなと心配になりました。そして,高齢者の人たちがバスなどに乗って買い物に出かけることがあるのに,路線バスが廃止になるとどこへも行くことができずに困ってしまうからです。特に大野では高齢者が多いので心配です。
▶映画「星屑の町」を誰も見ていないあたりで,自分の町の関心の低さがうかがえた。
 ▶「久慈市の魅力を発信」するというフレーズは今までの講義の中で何回も出てきた。改めて重要性を感じた。私たちが久慈市の魅力を発信していくためには,もっと久慈市を知り,久慈市を探究していくことが必要なのだと思う。公共施設の問題も気になった。久慈駅の周りを少し見るだけでも使われていない建物はたくさんある。再開発にも取り壊すのにもお金がかかってしまう。そこを含めて久慈市のこれからについて考えていきたいと思う。

ワークショップ(フィールドワークの準備)     
2020.12.16(水)7校時
2020.12.17(木)7校時
講師:やませデザイン会議 見年代瞳様


  1年生163名が4人1グループ,41グループに分かれ,いろいろな切り口で久慈市を調査します。はじめに,各グールプ内で興味のある地域課題を見つけるために冬季休業を活用し久慈市役所・久慈地方振興局内でフィールドワークを実施します。この時間は,フィールドワークを実施する際の電話によるアポイントメントの取り方を学び,調査・ヒアリングの内容をグループごとに話し合いました。話し合う内容は3種類のワークシートを使って問題の発見や課題の整理,そして,これらを深掘りし,ここで生まれた疑問をもとにフィールドワークの際のヒアリング内容を決めました。

各グループのフィールドワーク場所→ 



振り返りシートより抜粋
 ▶今日はグループで意見交流をした。自分1人では気付かないことを気付かせてくれて感謝している。アポ取りから自分たちでやると聞いたときは驚いたけど,貴重な経験なので積極的に頑張りたい。
 ▶グループワークをすることで自分では思ってみなかった視点から意見を出している人がいて,改めてグループワークの良さを感じた。久慈市についてまだ全然知らないことに改めて気づいた。
 ▶ワークシートにほとんど書けなかった。自分が久慈市についてあまり理解していないことが分かった。電話・本番の動きを詳しく教えてもらったから失礼のないようにしていきたい。
▶興味を持っていても深く考えないと見えない問題が多かった。久慈市に住んでいるから知った気でいたけど知らないことがいっぱいあった。市町村にはたくさんの問題があって,その問題を解決するためにたくさんの部署があることを知った。もっといろいろな問題に関わってみたい。


▲ページトップに戻る