令和5年度 第1回学校運営協議会 記録
岩手県立盛岡視覚支援学校
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1.日時
2.会場
3.次第
4.参加者
5.協議内容

1.日時 令和5年4月21日(金) 10:00〜12:00

2.会場 岩手県立盛岡視覚支援学校 視聴覚室

3.次第
※開会の前に授業見学を実施
(1)開会
(2)校長挨拶・辞令交付
(3)委員及び出席者の紹介
(4)協議
※ 学校運営協議会趣旨説明
@会長・副会長選出
A学校経営計画について(学校経営・各学部・寄宿舎・相談支援部・進路指導部)
Bその他 (今後の熟議の内容について)
(5)委員の皆さまから
(6)諸連絡
(7)閉会

4.参加者
A委員(自治会関係者)
B委員(福祉関係者)
C委員(福祉関係者)
D委員(企業関係者)
E委員(医療関係者)※欠席
F委員(同窓生保護者)
G委員(保護者)
H委員(就労支援関係者)
I委員(福祉関係者)
J委員(本校職員)
※ オブザーバー(本校職員9名)

5.協議内容
※学校運営協議会趣旨説明
・これまでの学校評議員は、校長の求めに応じて学校運営に関して意見するのに対して、学校運営協議会は、学校の運営方針や教育活動についての説明を受けてそれを承認、意見する制度となる。
・教職員の任用に関する意見は、人事に関するものではなく、特色ある取り組みに有効な人材の任用を求めるなどの内容を示す。
・学校運営協議会を設置している学校はコミュニティ・スクールと呼ばれる。
・学校運営協議会の取り組みで様々な効果が期待できる。
・学校は、児童生徒の登下校の安全確保や部活動指導を地域に協力を求めたり、それにより地域の方々が新たな生きがいを得るといったことが考えられる。保護者は、地域に受け入れられ、地域の中で育てられているという安心感を得ることが期待できる。児童生徒には、地域への愛着が生まれたり、地域の方々に見守られて生活しているという安心を得ることができるなど、それぞれの立場に効果が期待できる制度である。
(1)会長・副会長選出
会長:A委員、副会長:D委員が承認された。
(2)学校運営計画について
・本来は昨年度末に本協議会にて承認をいただくものであるが、今回が学校運営協議会の初回であり、資料送付による書面決議により承認された。
・各学部、寄宿舎、相談支援、進路指導について各担当より説明。
(3)その他(今後の熟議の内容について)
【進行】
「熟議」については、どのような形態でどのような内容を取り上げていくのかという点からとなるが、今回は学校を見ての感想を含めてご意見をいただき、課題的な事項を探っていくこととする。
【A委員】
以前は、学校と自治会の共同文化祭を行った。住民の作品展示やステージ発表を一緒に行った。餅まきをした際は、近隣中学校の生徒が自発的に視覚支援学校の生徒に餅を拾ってあげている光景を目にして感動した記憶がある。今は、生徒数減少の状況で、地域と共に何ができるのか思案している。
【B委員】
以前勤務していたころにあった物品がなくなっていて、活動が変化していることを感じた。難病の支援にあたっているF施設には卒業生も来て利用している。出会いを大切にしたい。現在難病に含まれている視覚障がいは網膜色素変性症だけである。
「熟議」の内容については広すぎてなかなかまとまらない。
【C委員】
現在施設Sの利用者40名のうち、視覚支援学校卒業生は1名。入所の際は支援方法に戸惑った。相談支援部の活動を聞いて、卒業生を受け入れる際の支援方法を学ぶ機会が得られるかもしれないと感じた。知的障がいの利用者が多いが、情報機器の進歩もあっていろいろな人との関わりを増やせる可能性を感じている。
【D委員】
校舎見学では明るく清潔感のある校舎という印象を受けた。企業Iでは現在障がい者5名が働いている。その方々への支援の在り方についても考えたい。
【F委員】
専攻科卒業時の進路決定も課題であるが、知的障害の教育課程卒業者の進路も課題である。
職員の人事異動によって専門性が低下するのではという不安はあった。
以前は北山祭が楽しみだった。
人体模型など、理療科の教材は看護学生には貴重な教材となるので学校間の交流も考えられるのではないか。
【G委員】
コロナ以前は自由に授業参観ができてよかった。子どもが本校に入学する際、幼児教室にたどり着くまでに時間がかかった。他県の眼科医から紹介された。当時の保健師も本校について認識がなかった。本校の周知が重要と思う。
【H委員】
「熟議」のテーマは難しい。就労支援機関として、視覚障がいについて学んでいきたい。
【I委員】
福祉協会Sの会員はほとんどが本校卒業生である。最近は相談にいらした方が本校入学につながった例もある。コロナ禍では、物に触れない、ソーシャルディスタンスなど視覚障がい者には苦労の多い期間であった。情報機器が進歩しているが、視覚障がい者にはその操作が苦手な人も多い。そういった取り組みがあるとよいと感じている。
【進行】
学校、機関、卒業生、地域のつながりについて多く触れられていたように感じる。これらから「熟議」の課題を探っていきたい。

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