岩手県立盛岡視覚支援学校 学校通信
視覚支援学校だより 第3号
令和5年6月30日(金)発行
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テレビドラマ 『ラストマン ― 全盲の捜査官 ― 』
主人公「皆実 広見(みなみ ひろみさん」のことば  副校長・田淵 健
来日した全盲(事故で視力を失った)のFBI捜査官(皆実)が、相棒の刑事と共に様々な事件を解決していく…というテレビドラマ(TBS日曜劇場)を毎週録画して観ています。難事件をずばり解決する痛快刑事ドラマ…としても楽しめるのですが、私は毎回主人公の皆実さんが何を話し、どのような立ち居振る舞いを見せてくれるのかに興味津々で、ストーリーそっちのけで注目しています。その言葉は時に感動し、時に深く考えさせられるものでした。
○ 「…助けてくれる人は必ずいます。世の中に不必要な人間なんていないんです」
○ 「人は一人では生きていけない。人にたすけられて生きている」
○ 「ハンディキャップのある人もどこにでもいるありふれた人間です」
○ 「障害をもつ人すべてが聖人君子というわけではない。どこにでもいるあたりまえの人間…」
○ 「社会のために自分の力を使いたい。昔と比べれば、テクノロジーの力によって多少は自由に動けるようになりました。あとは、周りの人たちが一緒に働こうと思ってくれるかどうか、それだけなんです」
といった言葉や、常に「ありがとうございます!」「たすけてください!」「おねがいします!」と明るく爽やかにためらうことなく話しかける姿。
これらのセリフや演技を考えたであろう脚本家の黒岩 勉さんがラジオで次のようなことをお話されていました(うろ覚えで正確ではないかもしれません)
「このドラマでは現代社会の問題を扱いたい。“多様性”“寛容さ”をテーマにしたかった。しかし、もはや“多様性”と言う言葉を使っている時点で“違っていること”や“多様であること”を意識しすぎてしまっている。もっと多様さが当たり前の世の中になるとよいのに・・・」
本校がその先駆けとなれたら、と強く感じました。

6月3日(土) 岩手県障がい者スポーツ大会 @県営運動公園
県営運動公園で開催された岩手県障がい者スポーツ大会に希望者が参加しました。最後まで全力で走りぬく姿、懸命に砲丸を投げる姿、踏み切りを合わせてより遠くまで跳躍しようとする姿、どれも感動的なものでした。出場した全員がメダルを獲得することができました!

6月6日(火) マッサージボランティア @盛岡タイムス社様
日頃学んでいるマッサージの技術を学校外の方々に体験していただく「マッサージボランティア」という取り組みを昨年度から続けています。今回はいつもお世話になっている「盛岡タイムス」さんに専攻科の生徒3名と本校職員がお伺いし、社員の皆様のマッサージを行ってきました。日々の激務で凝り固まった?体が少しでもほぐれたならば幸いです。

6月7日(水) 幼小学部 高松マラソン @高松公園
幼小学部では、今年も高松公園に出かけ、元気いっぱい走ってきました!初夏のさわやかな風の中、保護者の方々の声援を受けて、自分の力を存分に発揮し、ゴールしました!!

6月14日(水)〜16日(金) 中学部 前期校内実習
中学部では、校内で3日間、働く活動に取り組みました。空き缶のリサイクル、組みひも作り、プランターカバーの製作・・・など様々な作業を行い、働くことの“やりがい”や“大変さ”を体感することができました。

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