岩手県立盛岡視覚支援学校 学校通信
視覚支援学校だより 第2号
令和5年6月2日(金)発行
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「今年行くべき街 盛岡の学校に赴任して」
副校長 中村和弘(なかむら かずひろ)
この4月に奥州市にある前沢明峰支援学校から異動してきました。視覚支援学校には初めての勤務になりますが、教員としてスタートした盛岡養護学校(現盛岡となん支援)時代に学校間交流できたことがあります。小学部の交流で、体育館でゴロバレーをしたと記憶しています。種目はおぼろげですが、盲学校(当時)の児童が積極的に盛岡養護学校の児童に話しかけ、すぐに仲良くなり会話が弾んでいたことははっきりと覚えています。
さて本校は盛岡の中心に位置し閑静な住宅街の中にあり、緑豊かな環境にあります。校地内、寄宿舎までの歩道わきには桜の木が並び入学式前後には見事な花で学校周辺を飾ってくれました。また保育園、小学校、中学校、更に神社やお寺、スーパーなどが身近にあり、交流や校外に出かけての学習がしやすくすばらしい地域の学校ということを感じます。
みなさんご存じの通り、盛岡市はニューヨークタイムズ紙で今年行くべき街52選の上位で紹介されました。「歩いて回れる宝石的スポット」と高評価の街です。土日は観光客と思われる人で紺屋町、長田町界隈は賑わっています。そのスポットに世界的な偉人であるヘレン・ケラー女史が来校し、その足跡が確かめられる学校である本校も仲間入りしていいのでは・・・と考えたりします。前号でも新聞記事を元に紹介したとおり展示パネルの新設、田淵副校長命名の「ヘレン・ケラー通り」、歴史的財産等、本校の認知度を高め視覚支援に対する理解がより深まるのではないか、と期待は高まります。
そのような学校にかかわれたことを幸せに思い、幼児児童生徒の皆さんがこの素晴らしい歴史と環境を持つ学校でそれぞれの目標に向かい、学びに向かうお手伝いができればと思います。

幼小学部遠足5月19日(金)
あいにくの天気となった小岩井農場への遠足。小雨の中、事前学習で勉強した動物との触れ合いを楽しみに出かけてきました。ポニーにそっと手を伸ばし触って感触を確かめたり、ニンジンをあげたりしました。むしゃむしゃ食べる口の大きさにびっくり。「僕のあげたニンジンはおいしいのかなぁ!!」と感激の声が上がりました。大きなお馬さんが引くトロ馬車にも乗り、たくさんの思い出を作ってきました。

中学部 総合的な学習の時間 
総合的な学習の時間で学校周辺の安全点検をしました。昨年より広い範囲を点検するグループは点字ブロックがはがれている場所や段差、陸橋など気をつけたほうがいい場所をみつけ報告しました。インタビューグループは避難訓練などでお世話になっている北山交番に行き、日ごろから疑問に思っていること、この地域で安全に気をつけなければならないことを質問しました。交番のみなさん「いつもありがとうございます。みんなで気をつけていきます!」

校内弁論大会 5月19日(金) 
5月19日(金)校内弁論大会が開催されました。この大会は東北大会、全国大会へとつながるもので高等部普通科・専攻科の生徒4名が弁士として挑戦しました。それぞれの演題は「私と落語」、「夢」、「気がついたら」、「私だけの才能」。7分間の時間制限の中、4名ともそれぞれの思いを言葉に紡ぎ、表現は静かに、でも伝える思いは熱く聴衆に訴えました。最優秀賞者は6月21日(水)に行われる東北大会に出場します。

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