読み上げ設定メニュー
声:
高さ
速度
音量

文字サイズメニュー
forDisplay 12pt 14pt 16pt 18pt 20pt 24pt 28pt 30pt 48pt コンテンツへスキップ

会報 | 北山


会報 北山 第45号

ごあいさつ

岩手県立盛岡視覚支援学校 同窓会 会長 村上 直人
(昭和46年度卒業 矢巾町在住)

皆さん、お元気にお過ごしでしょうか。コロナが5類になり周囲も活発に活動し始めました。昨年お約束したとおり、今年は同窓会も総会・講演会・懇親会を行います。講演会の講師は、啄木ソムリエ 山本玲子氏にお願いしました。優しい語り口でIBCラジオでおなじみの方で皆さんが詳しくご存じかと思います。「大丈夫か」との周りの声が聞こえそうですが、コロナ禍にもかかわらず、皆さんからの多大なご寄付がこれを可能にしました。ご期待ください。

さて、コロナ禍がもたらした最大の障害はお互いの交流ができなかったことにあると私は考えます。顔を合わせ話し合うことでお互いの思いが通じる中、仲良くなれる、交流というのはこれをもたらしてくれると思うのです。それともう一つ、自然は食物連鎖なども含め、何かしらつながりを持って存在しているということです。例えば森一つ見ても、土から草や木が生え、それを虫が食べ、小鳥が虫を食べ、小鳥を肉食獣が食べ、獣が死んで土にかえって肥料になってという具合です。このどれか一つが欠けても森は存在しないといいます。

人類は科学という学問を得ることによってこれらの法則を知ったはずです。それを無視して、自分の都合の良いようにしたところで災難はいずれ自分たちに帰ってくることを肝に銘ずるべきではないでしょうか。コロナウイルスだって、ただやっつければいいという訳にはいかないでしょう。

事務局の調べで2026(令和8)年に同窓会が100周年を迎えることがわかりました。私は学校創立100周年にもかかわらせていただきました。どうも100周年に縁があるようです。ついでに100歳までと言いたいところですがそれは問屋が卸さないでしょう。皆さんの知恵と力を合わせて盛大にお祝いしたいものです。会員の中に100歳の方がおられましたら、うれしいですね。

最後になりますが、昨年の「北山」点字版が薄い点字で皆さん読みにくかったと思います。買ったばかりのプリンタでしたが、製造元に送り返して直してもらいました。今度は読みやすくなりました。これを読み、今年1年活動していきましょう。よろしくお願いします。

岩手県立盛岡視覚支援学校 同窓会 副会長 近藤 健一
(岩手県立盛岡視覚支援学校 校長)

同窓会会員の皆様におかれましては、日頃より、本校の教育活動にご理解とご協力をいただきまして、誠にありがとうございます。昨年度35年ぶりに本校に勤務し今年度2年目となりました、校長の近藤健一です。引き続きご支援のほどよろしくお願い申し上げます。

さて、今年度は全校幼児児童生徒23名でのスタートとなりました。全国的に在籍数の減少は年々進んでおり、東北地区の盲学校・視覚支援学校の半数は20名以下となっている状況で、学校としての存続が大きな課題となっています。一方、インクルーシブ教育の考えが浸透するなどの理由から、居住地域の小・中学校の弱視学級等で学ぶ児童生徒は一定数あり、本校の教員が出向いて相談支援にあたる、いわゆるセンター的機能はますます重要度を増しているところです。県内唯一の視覚障がい教育の専門性を有する学校として、在籍の多少にかかわらず、専門性を発揮した教育・支援を行っていくことが本校の使命と肝に銘じ、日頃の教育活動・支援活動の充実に向けて日々取り組んでいるところです。

少数精鋭で挑んだ昨年度の東北フロアバレーボール大会での優勝、全国大会4位の快挙は、昨年度の本校のハイライトの一つでした。OBの皆さんはよくご存じかと思いますが、静寂から一転して迫力満点の攻防、前衛と後衛のコミュニケーションが勝敗を左右する戦術性など、フロアバレーボールは他の競技にはない魅力に溢れています。新聞などのメディアを通じての発信も大事にしています。今年度の活躍にぜひご注目ください。

5月には、希望郷いわて大会以来、久しぶりにグランドソフトボールの試合を観戦しました。本校グランドで行われた全国大会代表をかけた福島対岩手の決勝戦、両チーム無得点の最終回、一挙4点をあげて代表権を勝ち取った試合は、OBの皆さんの活躍に感動の一言でした。SAGA大会での活躍も大いに期待しています。

6月には東北地区盲学校文化・体育大会が仙台市で行われました。文化の部・弁論大会では高等部部門で最優秀賞を受賞、体育の部・陸上競技においては、競い合える喜びをかみしめながら一人一人が自分の可能性を信じて記録に挑みました。陸上競技記録一覧表には、OBのみなさんが記録した大会記録も掲載されており、長い歴史と活躍の系譜を感じることができました。次年度から2年間は本校が主管として大会を開催することとなります。こちらにもご注目ください。

最後に、児童生徒の活躍、OBの皆様の活躍を共有し合える同窓会という貴重な場を、持続可能な形を探りながら引き継いでいければと思います。お会いできる日を楽しみにしております。皆様の益々のご活躍をご祈念申し上げてご挨拶といたします。

事務局だより

同窓会総会・講演会・懇親会について

今年度の同窓会総会・講演会・懇親会につきましては、以下の日程で開催いたします。講演会には啄木ソムリエで有名な山本玲子氏をお迎えして行われます。普通科卒業生や保護者の皆様もぜひご参加ください。

健康保持のための研修会の開催について

岩手県視覚障害者福祉協会主催で、岩手県鍼灸あん摩マッサージ指圧師会と本同窓会が共催で行っております健康保持のための研修会(旧 健康セミナー)につきまして、今年度は下記の通り実施することとなりましたのでご案内いたします。
多くの皆様のご参加をお願いいたします。

【お問い合わせ】
岩手県視覚障害者福祉協会事務局
〒020-0015 盛岡市本町通3丁目6番20号
電話 019-629-3434

令和5年度 事業報告

令和6年度 事業計画

投稿ひろば

「我々は老後をどう生きるか」 T.Oさん

90歳を過ぎても自分の足で歩ける人は、60歳で寝たきりになりQOLが著しく低下する人と一体何が違うのか。たかだか30代の私が考えるなんて鼻で笑われるかもしれないが、現時点までの経験を踏まえて、まとめてみようと思う。
結論から述べると、60代から70代はパートや趣味など活動的に取り組み、80代以降はとにかく無理をしない。このタイミングが、早過ぎても遅過ぎてもいけない。活動的とは、共に楽しめる趣味を持ち、周りの人との接点を持つこと。筋力低下や認知症の予防など、この時の過ごし方で、大きくその後が変わってくると感じる。普段施術している患者の例で言うと、男性はゴルフや麻雀、女性はお茶飲み友達で集まったり、体操教室への参加が多いようだ。
それなりの年齢になってから趣味を探すのは難しく、日常的なコミュニティ形成も、短時間でできるものではない。よりよい老後を生きるために動き出すのは「今」かもしれない。

「ナマでだらだら書かせてください。2024年5月。」 T.Fさん

みなさんこんにちは。ご機嫌いかがでしょうか?
前回の生ダラで原稿募集規定の関係で書ききれなかった分を補足しておきます。
昨年のニュース番外編で書ききれなかった事柄でジャニー喜多川氏性加害問題と八戸市の弁当メーカーたしか吉田屋だったかな?発生した食中毒事件を追加しておきます。
それから昨年11.23に行われた阪神タイガース、オリックスバッファローズ同日優勝パレードの件ですが、午前11時と14時からの2回実施されおよそ100万人もの群衆を飲み込むお祭り騒ぎでした。群衆の皆さんも神戸-大阪間あるいは大阪-神戸間の移動はさぞ大変だったと思いますし、逆に神戸大阪それぞれのパレード会場にパレードの後とどまり関西両球団の選手たちと触れ合った人もおられたでしょう。お疲れ様でした。
今年元日に発生した能登半島地震、4月に発生した台湾東部地震豊後水道を震源とした地震で被災された皆様あるいは亡くなられた皆様に対しおみまいお悔やみ申し上げます。北海道、神戸熊本など震災経験がある皆さんが恩返しとばかりにその思いを北陸の各被災地に伝えていますが、ボランティアが集まりません。被災地のなかには大きな被害を受けているところもあるかもしれません。台湾東部地震では避難所の設営がスピーディで驚きました。台湾に学ぶべきところはしっかり学びつつ今後発生するであろう巨大地震に対して課題を見つけてほしいものです。
日本でテレビ放送が始まってから昨年で70周年を迎えました。私が聞いた様々な番組を独断と偏見でトップ20として新旧取り混ぜて書き記していきたいと思います。
第20位 ドラマ3年B組金八先生
第19位 ドラマ少女に何が起こったか
第18位 クイズタイムショック
第17位 サッカーアニメの金字塔 キャプテン翼
第16位 連想ゲーム
第15位 ザ・ベストテン
第14位 ザ・トップテン(歌のトップ10)
第13位 8時だョ!全員集合
第12位 Gメン'75
第11位 パネルクイズ アタック25
第10位 キイハンター
第9位  巨泉の、クイズダービー!
第8位  大橋巨泉の世界まるごとHOWマッチ
第7位  わが町バンザイ
第6位  水戸黄門
第5位  吉田類の酒場放浪記
第4位  皇室アルバム
第3位  時事放談
第2位  新日本紀行
第1位  オレたちひょうきん族
ここからプラスαです。
(第31位までありますが、申し訳ありませんが割愛させていただきます。事務局より)
どうぞ時間となりました。また次回も投稿します。
さよならさよならさよなら。ご油断なく。

盛岡視覚支援学校だより

1.第7回全国盲学校フロアバレーボール静岡大会結果および東北地区盲学校フロアバレーボール大会優勝!

2023年8月23日から25日にかけて全国フロアバレーボール大会が静岡で行われ、東北代表として本校が出場し、第4位となることができました。ご声援ありがとうございました。
また、7月4日に今年度の東北地区盲学校フロアバレーボール大会が岩手で行われました。東北からは4校が参加し、決勝戦では宮城県立視覚支援学校を下し勝利することができ、本校が優勝となりました!全国盲学校東京大会に出場が決定し、8月20日から八王子にて開催されます。これからも、ご声援よろしくお願いいたします。

2.第72回東北地区盲学校弁論大会

2023年6月、第72回東北地区盲学校弁論大会が宮城県で行われ、高等部優秀賞の成績を収めました。

3.令和6年度の幼児児童生徒数

編集後記

会報「北山」第45号、今年も皆様のご協力により発行することができました。ご多用のなか原稿をお寄せいただきました皆様方に心より感謝申し上げます。
さて、今年も暑い夏が続きますが皆様いかがお過ごしでしょうか。皆さん、何か運動はされておりますか?最近、私は運動不足を感じ、朝のジョギングを行っております。しかし、何か強制力がないとなかなか継続しませんよね。そのため、マラソン大会にエントリーして日々、練習に励んでおります。そういえば、早朝にカモシカと出くわしました。とりあえず会釈をしてみました。そしたら、向こうも頭を下げるではありませんか。お互いに会釈をして朝の挨拶を交わすことができました。挨拶ってコミュニケーションの基本。大事ですね。幸運にも最近は運動が習慣になってきている気がします。自身の健康もそうですが、これからも同窓生皆様の健康と安全を願っております。そして何か会員の皆様の情報等ございましたら事務局へご連絡ください。よろしくお願いいたします。

※原稿募集

「北山」第46号の発行にあたり原稿を募集いたします。
エッセイ、紀行文、俳句、短歌、川柳、詩、読書感想等、内容は自由ですが、明るく楽しい原稿をお待ち致しております。
400字詰め原稿用紙2枚以内、点字用紙2枚以内、文字数は超えないようにお願い致します。メールでお送りいただいても結構です。
締め切りは令和7年6月末日です。事務局宛にお送りください。

※情報募集

受賞、結婚、出産などのお祝いごとから、転勤、引っ越しに伴う住所変更、訃報等、会員の皆様に関する様々な情報を事務局までお寄せください。お待ちしております。

※お知らせとお願い

本校ホームページ上に同窓会のページを作成し、皆様に同窓会会報「北山」をご覧いただけるようにしております。今年度も、プライバシーに関わるもの以外の内容を掲載いたしますので、どうぞご活用ください。また、会員の住所、連絡先などは個人情報となりますので、お問い合わせはご遠慮くださいますようお願いいたします。
本校ホームページアドレスは以下の通りです。
https://www2.iwate-ed.jp/iwp-m/

なお、これを機会に会報の送付を希望しないと考えられた方は、お手数ですが各地区の連絡員または同窓会事務局へお知らせください。各地区の連絡員については会報の役員欄に記載されておりますのでご参照ください。加えて会報の媒体を点字から音声CDに、あるいは墨字から点字または音声CDに変更したいと希望される方もお知らせいただければ幸いです。ご協力のほどよろしくお願いします。

同窓会事務局

〒020-0061 岩手県盛岡市北山1-10-1
岩手県立盛岡視覚支援学校内
同窓会事務局 事務局長 中村 伸子
電 話 019-624-2986
FAX 019-624-3164
メール iwp-m@iwate-ed.jp
マップ: Google Maps



このページの先頭へ