岩手県立一関第一高等学校

【附属中】キャリア教育講演会の実施

 「今は大事だけど、今が全てじゃない!」

 キャリア教育講演会の実施

 11月22日(金)、「社会生活で自分の役割を果たし、自分らしい生き方をするために何が大切なのかを学ぶこと」をねらいとし、キャリア教育講演会を実施しました。  今年度は、講師に弁護士の畠山将樹先生をお迎えし、演題を「今は大事だけど、今が全てじゃない!」として、弁護士になった背景や仕事の内容、そして最後に生徒たちへのメッセージをいただき、自分の生き方について考える機会となりました。

 < 振り返りから >  

 個人の尊重という目的があって平和主義や民主主義はそれらを達成するための手段なんだというお話がありました。この目的と手段という考え方はビジネスや学級づくりにも役立っていると思います。現在の生徒会執行部としての活動でも第一に学校を良くするという目的があり、その達成のために生徒総会だったり体育祭という手段がある。更に考えると、その生徒総会を成功させるという目的があり、その達成のために学級審議という手段がある。「目的と手段」という言わば一種の思考法は非常に身近なものであり、便利なものであると考えました。この思考法を学ぶことで、生徒会活動も充実した形で参加でき、それが勉強ではない勉強になっていくのではないかと考える。(2年生)

 私は今、中学校卒業を近くにして、将来の自分について考えています。この時期に弁護士さんのとてもためになる貴重なお話を聞くことができ本当に良かったです。お話を聞いて一番印象に残った言葉は、やっぱり「今は大事だけど、今が全てじゃない!」です。私は今までの学校生活で嫌なことや不安なことがあると、それにとらわれてしまって「次」があるということを忘れてしまうことがありました。そんな時に、このような前向きな言葉を思い出すことができれば良かったと思います。これからの高校生活では、あまり目先のことにとらわれずに、明日や将来を心に置いて、次にどうするのかを考えて生活していきたいです。また、私は今、自分の将来について真剣に考えています。畠山さんのように「岩手に貢献する」という考えはありませんでした。今回のお話を聞いて、「自分も岩手のためになりたい」と思い、将来の視野が広がりました。(3年生)